外壁の塗装は、時が経つにつれ自然と劣化していくものです。汚れたり、ヒビが入ったり、剥がれたりしますので、家の見た目が悪くなるだけではなく、安全性も損なわれていきます。

住まいの基本は定期的なメンテナンスです。外壁の修復に際して、塗料にもいくつもの種類があり、どれを選べば正解なのか迷う方も多いのではないでしょうか？

現在外壁の塗り替えに使用されている塗料は、大きく分けて5つに分類されます。一つずつ見ていきましょう。

アクリル塗料

アクリル塗料とは塗料の主成分が「アクリル系の合成樹脂」である塗料のことを指します。
アクリル樹脂は、プラスチックやボールペンやコップ、照明器具や看板等、身近にある様々なものに活用されています。

かなり昔から使用されている塗料で、製造量も多く、色の再現性が高いことから、長い間主流とされていました。比較的安価ですが、塗膜が固くてひびが入りやすいため、塗り替えのサイクルは比較的短めです。

５点満点の品等で示すと、こちらは [ ● 1 点 ] です。

一般的な耐久年数：6～8年

ウレタン塗料

ウレタン塗料はポリウレタンと呼ばれる物質を主成分としています。 

密着性に優れた柔らかい塗膜をつくれるため、細かい部分への塗り替え工事にも適しています。
価格・耐久性・機能性のバランスが良く、万能塗料と呼ばれるほどです。しかし、現在人気のシリコン塗料よりも、耐久性や性能が劣るため、使用される機会が少なくなってきています。

５点満点の品等で示すと、こちらは [ ●● 2 点 ] です。

一般的な耐久年数：7～10年

シリコン塗料

シリコン塗料は以前よりも価格が下がってきたことから、現在人気を集めている塗料です。総合的なバランスが良いため、外壁塗装において現在最もスタンダードな塗料の一つと言われています。

シリコンを含有することで、汚れに強く、高い耐久性を実現したシリコン塗料をベースとし、さまざまな特殊塗料も数多く開発されています。

５点満点の品等で示すと、こちらは [ ●●● 3 点 ] です。

一般的な耐久年数：12～15年

ラジカル塗料

ラジカル塗料とは、2015年に発売されたばかりの最新の塗料です。新製品であり実績は少ないものの安価で高性能と言う点で優れています。
従来の塗料にはない高緻密なシールド層を形成し、紫外線・酸素・水による劣化を防止することで、高い耐久性を誇ります。
価格はシリコン塗料とほぼ同程度なのもポイントです。

５点満点の品等で示すと、こちらは [ ●●●● 4 点 ] です。

一般的な耐久年数：14～16年

フッソ塗料

フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料です。「非粘着性（汚れを弾く）」「耐薬品性（酸性雨に強い）」「低摩擦性（汚れが滑り落ちやすい）」「耐候性（紫外線に強い）」という特徴が備わってて、他の塗料に比べてずば抜けた優れた対候性を持つことで知られています。
価格は少し高くなりますが、その分機能性は高く、優れた耐久性が期待できます。
東京スカイツリーの鉄骨塗装に採用されるほど高い評価を得ており、近年では屋根を中心にフッソ塗料を選ばれる住宅が増えてきました。

５点満点の品等で示すと、こちらは [ ●●●●● 5 点 ] です。

一般的な耐久年数：15～20年

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いかがでしたでしょうか？

外壁はどうしても外気や雨風を受けることで汚れなどが目立ってしまいます。家の外観は第一印象ですので、マイホームの美しい外観を保つためにも、リフォームを考える際は、是非外壁塗装もあわせて検討しましょう。

まずはお気軽にご相談ください。